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不動産の売却時に必要な書類とは?入手方法も合わせてご紹介!

2023/04/13

不動産を売却するには多数の書類が必要です。書類の中にはすぐに用意できないものもあるため、早めに動く必要があります。しかし、用意するといっても必要最低限の知識がなければ動くに動けません。そこで今回は、不動産の売却時に必要な書類と書類に関する基本情報を整理し、不動産会社と話し合うための最低限の書類の知識について解説します。

不動産売却時に必要な書類とは

不動産売却時に必要な書類は数多くあります。まずは、必要な書類を箇条書きで取り上げ、そののち、一つずつ解説します。

・本人確認書類

・住民票

・実印

・印鑑証明書

・登記済権利証

・間取り図

・固定資産税納税通知書

・建築確認済証・検査済証

・地積測量図・境界確認書

・マンション管理規約等

・物件状況等報告書

・設備表

最初に取り上げるのは売主本人の確認に必要な書類です。本人確認書類として有効なものは運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証などです。兄弟や親族など物件の所有者(共有者)が複数いる場合は、共有者全員の本人確認書類をそろえなければなりません。共有者が遠方に住んでいる場合などは、なるべく早く依頼したほうがよいでしょう。

住民票の有効期限は発行から3か月以内と決められているので、取得のタイミングに注意が必要です。このほかに印鑑登録した実印と、印鑑証明書が必要です。印鑑証明書も有効期間が3か月ですので取得タイミングを図らなければなりません。

登記済権利証は、法務局から登記名義人に交付される書類であり、登記名義人が物件所有者であることを証明する重要書類です。間取り図と測量図は建物の図面のことです。固定資産税納税通知書には固定資産税の納税額や土地の評価額などが記載されています。移転登記等にも使用するため、最新の書類を準備してください。

建築確認済証は、対象の物件が建築基準法に準拠して建築されたことを証明する書類であり、検査済証は検査基準に適合していることを示す証明書です。これらの書類は物件の維持管理や将来のリフォームの際に必要な書類で、これらを保有していると、買主からの信頼度が上がります。

地積測量図は土地の面積を示した書類で、境界確認書は土地の正式な境界を記した書類のことです。両書類は一戸建てや土地の売買で必要とされます。とくに、境界が不明確であれば、購入後にトラブルの原因となりかねません。しかし、境界確認書は公的な保管書類ではありません。紛失した場合は、測量した会社に問い合わせるか、新たに測量しなおす必要があります。

マンションを売却する場合は、一戸建てなどとは違う書類が必要です。たとえば、マンションの管理規約や議事録、長期修繕計画書といった書類です。もし、これらの書類が手元にないときは、マンションの管理会社に問い合わせて入手します。

設備表とは、物件引渡の時点で設置されている設備の状況を記した書類のことです。売買契約前に売主・買主で設備状況を共有することにより、売却後に発生するクレームを回避しやすくできます。

古い物件の場合は、耐震診断書やアスベスト使用調査報告書などを求められることがあります。これらは法的に必要な書類ではありませんが、トラブル回避の観点から、売却前に提示するのが無難です。ただし、作成には別途費用がかかることがあるので注意しましょう。

不動産売却で必要な書類の入手方法

必要書類の入手先についてまとめます。売主本人が持参するものとして本人確認書類や実印、銀行口座書類などがあります。市区町村役場で入手できるのは、住民票、印鑑証明書、間取り図、固定資産税納税通知書、建築確認済証・検査済証です。

法務局から入手できるのは登記済権利証、登記申請書です。地積測量図・境界確認書は測量士や土地家屋調査士から、マンションの管理規約等はマンションの管理会社から、設備表や物件状況等報告書は仲介する不動産会社からそれぞれ入手できます。

不動産売却で必要な書類の提出期限

必要書類の提出期限は、売却の流れとセットで家訓するとわかりやすくなります。不動産売却のステップは、情報収集→売却相談→物件査定→不動産会社との媒介契約→売却活動→売買契約→決済・引き渡し→確定申告と進みます。

登記済権利証、身分証明書、間取り図、建築確認済証・検査済証、地積測量図・境界確認書、耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書は、不動産会社と媒介契約を結ぶときまでに用意しましょう。

固定資産税やマンションの管理規約等、重要事項に係る調査報告書などは売却活動中に用意します。そして、実印・印鑑証明書、固定資産評価証明書などは売買契約時に、住民票や銀行口座に関する書類や通帳は引き渡し時までにそろえます。

これらはあくまでも目安ですので、実際に用意するべきタイミングなどは媒介契約を結んだ不動産会社と相談して、随時、用意したほうがよいでしょう。

まとめ

今回は、不動産の売却時に必要な書類や入手方法についてまとめました。売却時に必要な書類は数が多く、法的なものが多数含まれているため、売主が一人でそろえるのは困難です。そのため媒介契約を結んだ不動産会社にお願いすることがおすすめです。

プロのサポートを受けながら、必要なタイミングまでに、必要な書類をそろえ、滞りなく売却を進めましょう。

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