
2011年に創業した株式会社ツクルバは、デザイン、ビジネス、テクノロジーを掛け合わせた場を発明するサービスを展開しています。中古・リノベーション住宅の購入に特化したプラットフォームとしてカウカモを運営していますが、2022年に不動産売却の新サービスとしてリリースしたのがウルカモです。どのような特徴があるのかみていきましょう。
目次
中古不動産のマッチングプラットフォーム
中古・リノベーション住宅の流通プラットフォームであるカウカモを展開する株式会社ツクルバが、家を買いたい人と売りたい人のマッチングサービスとしてスタートしたのが中古不動産のマッチングプラットフォームであるウルカモです。
2022年に一都三県のマンションを対象にして始まったサービスで、自分の所有している中古不動産の情報を簡単に投稿でき、中古不動産の購入を検討している人が、その投稿に反応できます。
最大の特徴としては、売り出す前の中古不動産の売買意向が反映されていることです。これまでの中古不動産の売買では売ることを決めた人と買う気のある人を不動産会社がマッチングさせていることがほとんどでしたが、そうした人からさらに幅を広げて、売りたい、買いたいと潜在的に検討している層まで取り込んでいます。
つまり、実際に業者に売買を頼む前に、買ってくれそうな人を確認することが可能です。売りたいと思っている人が、写真やアピールポイントを自分で投稿し、買いたい人を募ることができます。
さらに、AI査定で物件の相場価格をすぐに確認ができるうえに、写真を投稿することによって、プロによる独自の内装査定も受けることができるので、推定相場額や購入に関心のある人が何人いるのかなど確認することも可能です。
購入希望者からは物件が気に入ったことを示すスタンプやダイレクトにメッセージをもらうことで、内見や売却へつなげることもできます。
ウルカモでできることと使い方
ウルカモでできることは主に4点あります。
推定相場額の把握
売却希望者がオンライン完結で記入する基本情報からAIがすぐに自動査定してくれます。さらに、リノベーションしている物件では、写真を投稿することによって独自の人力のシステムで2~3営業日以内に査定してくれるのです。写真査定によって、AI査定よりも500万円以上、大幅にアップする場合もあります。そうした査定額から自分で売却希望額を決めることができます。
購入希望者が分かる
購入希望者からの評価としてスキのリアクションをもらえたり、直接メッセージをもらうことができたりするので、どれくらいの希望者がいるのかを把握できます。
オンライン上でマッチング可能
購入希望者が分かり、スキというスタンプをもらったり、メッセージがもらえたりするので、オンライン上だけでマッチングが可能です。マッチング後のことも含めて、売却に関することや今後の進行方法などで不明なことがある場合は、ウルカモのスタッフがサポートしてくれます。
オンライン上以外でもサポート
オンラインでのマッチングだけでなく、オフラインでの査定や相談、内見のコーディネートなどの対応も可能です。オンライン上でもリアルの場でも、売却の相談から売買成立まで、スムーズにサポートしてくれます。
ウルカモの使い方
次にウルカモの使い方を紹介します。まずは、投稿する前に準備しておくことに写真と間取り図があります。所有している物件の写真はあらかじめ撮っておきましょう。
ただし、どんな写真でもいいわけではありません。住まいの魅力を充分伝えるためには、事前に部屋の片付けをしておき、日中のカーテンを開けた状態での撮影や空間全体を撮影するなど、ポイントをおさえた撮影が大事です。
また、間取り図も登録することで、より購入希望者が物件のイメージをしやすくなるので、写真とともに準備しておきましょう。しっかりとした間取り図がなければ手書きでも問題ありません。
基本情報を入力し、写真や間取りの投稿完了後は購入希望者からの反応を待つ必要がありますが、投稿後に写真の追加や売却意向度の変更、公開の停止や再開ができます。
そのため最初は数枚の写真を載せて売却意向度低めからスタートし、徐々に写真を増やし、資産価値が高くなったら売却意向度を高くすることも可能です。
不動産売却の新しいサービスとして注目を集めている
不動産売却のタイミングとしては、今まで老後に田舎に戻るためや転勤などの理由によって行われるイメージがありましたが、都心などでは、ライフスタイルの変化によって住まいを変えるという若い世代が増えています。さらに、そうした世代に好まれているのが効率的でスマートな方法です。
一般的に、家を売買するには、査定からはじまり、メディアの掲載や集客、内見などするのに3か月程度かかってしまいます。不動産の売却をITの技術によって実現させた物件売却サービスがウルカモで、売却にかかる時間を短縮できる新しいサービスとして注目されています。
2015年に、中古・リノベーション住宅の売買に特化したプラットフォームとして、カウカモをリリースしており、会員数33万人、月間ユーザー200万人にまで成長している中で登場したのがウルカモで、すでに購入希望者のユーザーをカウカモで獲得しているからこそ、ウルカモはスムーズなサービス展開をしているのです。
まとめ
カウカモを運営するツクルバが提供する不動産売却の新しいサービス、ウルカモについて紹介しました。すぐに売りたいと思っている人をはじめ、いつか売りたいと思っている人など、幅広い人が利用できるサービスで、売り出す前の中古不動産の売買意向が反映した中古不動産のマッチングプラットフォームです。
推定相場が把握できるうえに、売却検討段階で購入希望者を知ることができ、オンライン上でマッチングできることが魅力ですが、オフラインのサポート体制も万全です。
ウルカモの基本情報
会社名 | 株式会社ツクルバ |
住所 | 〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-1-5 第二育良ビル 2F |